「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 山田真哉

前著が会計的視点の重要性を訴えたものであるのに対し、後者は数字にだまされないように、また会計的な視点だけでなく、それ以外の視点を持つべきことを強調している。「禁じられた数字」=「事実だけれど正しくはない数字」にだまされないように。一番、納得というか激しく同意したいのは、計画について言及している部分だ。計画信仰により、本来あるべき利益をあげなかったり抑えたりと本末転倒だ。現状を把握しなければ説得力ある計画は立てられないから、そのためには意味があろうが、それだけにとどめなければならない。強くそう思う。