月のころはさらなり 井口ひろみ

月のころはさらなり

月のころはさらなり

子どものころは、持っていてもさほど珍しくない超能力を持つ、ということを前提に、言葉からおそらく静岡県の山奥の集落を舞台にひと夏の数日間が描かれる。不思議な小説だ。いいとも悪いとも。読後感は悪くないが、さほどよかったとも。