非常事態下の政治論 岩見隆夫

非常事態下の政治論

非常事態下の政治論

政治家の言葉が軽く覚悟がなく、政局に偏して国家観を見失う。著者は徹底した「非・小沢」論者だが、要は、小沢の排除と強権手法の割に、どんな国をめざすのかということがはっきりせず、執念と怨念とが感じられることに危惧を抱いているのだろう。そして菅の定見の無さにも強い危機感を抱いているようだ。