悪名の棺 工藤美代子

悪名の棺―笹川良一伝

悪名の棺―笹川良一伝

笹川といえば右翼でギャンブルの元締め・戸締り用心火の用心と母親背負う像、というイメージしかなかった。しかし、この本によると、身内には厳しいながら大儲けした金をハンセン病の撲滅などに積極的につぎ込み、戦犯の慰問や家族の支援に力を尽くした、大した人物ということになる。