俺俺 星野智幸

俺俺

俺俺

「俺」がある日、突然、自分が別人になってしまい、実家には別の「俺」が。お互い気兼ねなく過ごせることでつるみはじめた俺たちが、今度は自らの嫌らしさを見せつけられるようになり、増殖につれて排除が行われる。なんだか変な小説。認識を少しずらす、というのがこの作家のテーマか。