革命キューバの民族誌 田沼幸子

革命キューバの民族誌: 非常な日常を生きる人びと

革命キューバの民族誌: 非常な日常を生きる人びと

革命の指導者を、欠点はあっても親しみを持って見つめる人たち。しかし、社会主義体制は、働くこととカネを稼ぐこととを分離し、人びとは生きるために、職場や国から物品を横流しすることを「たたかう」と称して正当化する。知能労働に従事した専門職ほど、闇ドルが手に入りにくく、生活は厳しい。どうだろう。北朝鮮も似たようなものなのだろうか。