2004-10-03から1日間の記事一覧

摂関時代 坂本賞三 小学館

時平の政権が律令復古に対し、忠平は国司に任せ、国図の田からの請負にさせたこと、人から名へ課税単位が変わっていったこと。その後、税率を自由に動かせること、米と布などとの交換率を有利に定めることなどで国司が富裕になったこと、それを開墾地など(…

中世人の経済感覚 本郷恵子

「成功」の価値が下落していった、というのは『中世公家政権の研究』の時にはわかりにくかったが、要は上級貴族がきちんと任命してくれないから下級官人の約束不履行になってしまいがちで、結局彼等の担保価値になった、ということか。幕府と寺社とで御家人…