2004-12-23から1日間の記事一覧

家宝の行方 小田部雄次

冒頭、「吉備大臣入唐絵巻」が昭和7年に海外に流出したエピソードから始まるが、特に、当時の美術市場が茶道具に偏っていたことを批判しているわけではない。「歴史の発展がその発展に適合しない存在を淘汰する」なか、華族から戦争で富を得た財界人へ、そ…

銀弾の森 禿鷹Ⅲ 逢坂剛

Ⅱの続編、といった感じで敷島組がかなりの比重を占める。さすがに読ませるが、しかし、いくら覚醒剤を扱う渋六とはタイプが違う暴力団だからといえ、幹部をみすみす殺されるとわかってマスダに引き渡すなど、さすがに禿鷹の悪党ぶりもやや鼻につき、今ひとつ…

もう年?

7時半前にいったん目が覚めたが、その後はうつらうつらと11時過ぎまで、ふとんの中。月曜日の宿直の疲れが出ている。かつて翌日に出た疲れが翌々日に出るようになり、「年だなあ」と感じていたが、さらに一日置いて出てきた。やれやれ。 昼食はきのうのア…