禿鷹の夜 逢坂剛
おもしろい。さすがである。ただ、オチはなんか反則っぽい気も。野田が谷岡が犯人、という方がそれらしいのだが。野田は、小説の状況設定から、アリバイはあるのだが、それにしてもこのオチは。もうひとつ、逢坂氏は、スペインものでもあっさりヒロインを殺してしまい(読者に安心感を与えない効果があるそうだが)、ええっということがあるが、それにしても今回は少しあっさり殺し過ぎるのでは?
- 作者: 逢坂剛
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 文庫
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