2005-10-14 日本のインテリジェンス機関 大森義夫 読んだ本 日本のインテリジェンス機関 (文春新書)作者: 大森義夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/09/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (34件) を見る秘密に関する取締法がないから、かえって行政がなんでも秘密にしてしまい、国民が知るべき情報が隠されてしまう、というのは、説得力はあるが、ある意味危険な考えかも。昨今の個人情報保護法を機に、一気に「保秘」に狂奔する役所を見ると。お役所仕事というのは、つまり無難な方向に流れるわけだが、それは今の(昔でも?)日本ではきっかけさえあれば圧倒的に「隠す」方向に流れるだろう。ただ、通信機器の問題で日本だけ野放し、というわけにもいかない状況、というのも理解できる。なるほどねえ。仕事に誇りを持ち、歴代ガンに倒れた内調トップの使命感には、素直に頭が下がる。