人はなぜ騙されるのか 安斎育郎

人はなぜ騙されるのか―非科学を科学する (朝日文庫)

人はなぜ騙されるのか―非科学を科学する (朝日文庫)

「『枕草子』は予言書だった?」が秀逸。「馬の超能力事件」など、ハンスが発達させたのは問題を解く能力ではなく、出題者の顔色を窺う能力であったというのは、さまざまな角度から考えてみることや別の角度から説明できないかを疑ってかかることの必要性を示している。