難儀でござる 岩井三四二

難儀でござる

難儀でござる

当時の風習や禅の用語などに長けているからなんとなく読ませるが、読んだ後は、「なんだこれ」というものがほとんど。「信長を口説く七つの方法」「守ってあげたい」など、読者に対する詐欺というものではないか。「山を返せ」は、どうということもないが、得意の戦国農村もので手堅い感はある。