2007-11-12 大本襲撃 早瀬圭一 読んだ本 大本襲撃―出口すみとその時代作者: 早瀬圭一出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2007/05/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る苛酷な宗教弾圧で知られる大本だが、その2代教主すみの存在は、これまで意識したことはなかった。たいへんに穏やかで芯のしっかりした、という通りいっぺんの評価ではおさまらない、単に「烈女」「女傑」という言葉で表現しきれない人物だったようだ。高橋和巳の『邪宗門』だと、小児麻痺をわずらった後継者に相当する位置(ただし、小説ではすみと王仁三郎の娘だが)だろうか。著者は杭迫京都府警特高課長に思い入れが相当あるようで、大本を訪問してほしかったようだが、やや贔屓しすぎという感じがした。