罪びと 高任和夫

罪びと

罪びと

出世競争から外れた、管理部門の中間管理職の冷めた視点からの企業小説。巧みだがどこか他人事のような冷たい突き放した雰囲気があまり好みではない。そうしたなか、語り手が当事者となった「濡れ衣」はよかったが。