戦国女人抄おんなのみち 佐藤雅美

戦国女人抄おんなのみち

戦国女人抄おんなのみち

家康が豊臣家に千姫を嫁がせたのは、当時は滅ぼすつもりはなく、臣従すれば大大名として存続させてよいという腹だった(「謂れのない汚名を後世に晒した悲劇の女」)。東慶寺の女住職が生家を見殺しにした加藤嘉明の子孫の要求を撥ねつけ、結局加藤家が会津40万石を失う(「秀頼の忘れ形見駆け込み寺の尼の復讐」)。ただ、天秀尼のことを「ほとんど知られていない」というが、確かテレビ東京で時代劇ドラマになっていたはずだが。