スパイと公安警察 泉修三

スパイと公安警察-ある公安警部の30年

スパイと公安警察-ある公安警部の30年

外事1課5係をはじめ公安の捜査に30年間携わってきた著者の半生。ひとつひとつの事件について、守秘義務の関係であろう、やや表層的だが、神経をすり減らして外国のスパイや極左と闘う様子が描かれている。4係を描いた『ドキュメント秘匿捜査』を強く思い起こさせる。ただ、迫力は遠く及ばない。