源実朝 坂井孝一

源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍 (講談社選書メチエ)

源実朝 「東国の王権」を夢見た将軍 (講談社選書メチエ)

鎌倉武士は官位や朝廷とのつながり・文化を重視していたから幕府の首長である実朝の官位上昇や蹴鞠や和歌への執着は、必ずしも否定的にとらえるものではないし、実朝は将軍親裁を、北条義時大江広元三善康信などを相手に堂々と行っていると。また後鳥羽上皇は実朝を信頼していて、官打ちは、結果から見たものと。実朝暗殺は、公暁の暴発であろうと。