心理諜報戦 野田敬生

心理諜報戦 (ちくま新書)

心理諜報戦 (ちくま新書)

「おそらく常識こそが謀略論を斥け、かつ認知操作がもたらす混乱や不信を排除する防護壁となるのだろう」と言ったって、「認知的不協和」(矛盾する情報に遭遇した場合、既存の認識図式に適合するように解釈しようとする)ってものがあることを、直前で認めているのだが。