はぐれ鷹 熊谷達也

はぐれ鷹

はぐれ鷹

30年程前の山形県が舞台。作者得意の雪山ものだが、ラストまでは今ひとつだった。師匠は、よく描いていると思うが周りの家族、特に孫の修がいかにも薄っぺらい造型だし、久美もいかにも紋切り型。ただ、月山号との対決から別れに至るラストは、いい。