昭和後期10人の首相 山岸一平

昭和後期10人の首相―日経の政治記者が目撃した「派閥の時代」

昭和後期10人の首相―日経の政治記者が目撃した「派閥の時代」

まさに「派閥の時代」。こうしてみると、党中党であり、非公式な集団である派閥が牛耳っていた自民党は、実力主義でありナマの力がぶつかり合うエネルギーが、たとえ内向きとはいえ、あふれていたといえるのかもしれない。もちろん、中選挙区から小選挙区に変わり、エネルギーが自民党民主党に向いている現在の方がよいだろうことは、決まっているが。